コンサルキャリア

2021.10.13

フリーランスコンサルタントとは?年収や案件の獲得方法などを徹底解説!

コンサル募集

フリーランスのコンサルタントとしての活動を検討しているものの、会社勤めのコンサルタントとの違いやメリット・デメリットがわからなかったり、本当に生計を立てられるのか不安に感じていたりしませんか?

そこで本稿では、フリーランスコンサルタントの仕事や年収、働き方について徹底的に解説します。

フリーランスコンサルタントとは


コンサルタントは大きく2つに分類できます。ひとつは「会社員コンサルタント」、そしてもうひとつが「フリーランスコンサルタント」です。

前者は企業に正社員として雇用されてコンサルティング業務を行う人を意味します。たとえば、新卒で事業会社のコンサルティング部門に配属された人も、Big4をはじめとする外資系コンサルティング会社に入社してコンサルティング業務に従事している人も、どちらも会社員コンサルタントです。

一方、個人事業としてクライアントから特定期間の特定ミッションについて相談を受け、診断・助言・指導を遂行する業務を委託されたり、請け負ったりする人をフリーランスコンサルタントと呼びます。

フリーランスコンサルタントの平均年収

弊社Liberty Nationに在籍しているフリーランスコンサルタントの平均年収は、2,000万円程度です。年収レンジは1,200~4,200万円となっています。

領域 年収レンジ
戦略コンサル 1200〜4200
業務コンサル 1200〜2400
ITコンサル 1000〜2400

なお、「フリーランス白書2020」によるとコンサルティング業で収入を得ているフリーランスのうち約50%は年収800万円以上ということが分かりました。

年収レンジ コンサルタントの人数比率
400万未満 21.62%
400~800万未満 28.41%
800万以上 49.97%

参考:一般社団法人プロフェッショナル&パラレルキャリア・フリーランス協会「フリーランス白書2020」をもとに独自に作成

Liberty Nationの年収レンジと乖離があるのは、コンサルティング領域の違いです。
このデータサンプルは「フリーランスコンサルタント」で間違いありませんが、その属性に統一性はありません。このデータの中には報酬単価が比較的低いWeb系コンサルタントやキャリアコンサルタントなども含まれています。

そのため、相対的に報酬単価が高い経営コンサルタントや業務コンサルタントに絞った平均年収はより高くなります。

年収をベースにキャリアの方向性を決めるなら、どの領域のコンサルティング業務を行うのかを慎重に検討することをおすすめします。

フリーランスコンサルタントになるには


フリーランスのコンサルタントになるためには、仕事を任せてもらえるだけの能力を身につけた上で、実際の案件を獲得しなければいけません。それぞれ詳しく解説します。

コンサルタントとしての実務経験を積む

フリーランスのコンサルタントになるためには、コンサルティングファームなどに就業し、「会社員コンサルタント」としてまずは実務経験を積む必要があります。

肩書きはコンサルでも会社員であることには変わらない「会社員コンサルタント」ですが、フリーランスを目指す場合、「一定以上のニーズがある領域」での実務経験が望ましいです。実務経験のある領域があまりにニッチな場合、定常的に案件を獲得できず収入を安定させにくくなってしまいます。自分の得意分野で軸を確立させてから、成長領域にスライドしてキャリアを積むことがフリーランスコンサルタントとして独立するための近道です。

なお、BIG4などネームバリューのあるコンサルティングファームやSIer出身者の場合は、フリーランスコンサルタントに転身してからも、アサインされやすい傾向があります。そのような企業の採用要件や教育水準は相対的に高いため「有名ファームに勤めていた = 一定以上の能力がある」と判断される傾向にあります。

これは特に経験年数の浅い人に顕著で、出身母体で能力を評価される傾向が強いです。

能力を身につける

フリーランスコンサルタントになるためには、以下のような能力が必要です。それぞれを解説します。

  • コンサルティング領域の専門知識
  • 論理的思考能力
  • コミュニケーション能力(推進力)
  • セルフブランディング能力
  • セルフマネジメント能力

コンサルティング領域の専門知識

コンサルティングを行う領域の専門知識が必要です。

ITコンサルタントや業務コンサルタントとして案件の獲得を目指したい人は、CPAやITサービスの認定(SAP/SFDCなど)、PMPを持っているとアサインされやすいのでおすすめです。

また、英語での業務利用経験やTOEICなども英語案件においては重要です。グローバルに活躍することを目指すのであれば、隙間時間にTOEICやTOEFLなどのスコアを高めておくと良いでしょう。

論理的思考能力

コンサルタントには論理的思考能力が必要不可欠です。プロジェクトを推進するためにはクライアントに協力してもらわなければならず、協力を得るには論理的な説明が求められるからです。

また、論理的思考能力が乏しければ本質的な課題設定ができず、成果を最大化する提案ができない可能性が高いです。

成果を最大化できないコンサルタントはリピートされず、安定した収入を得ることは難しいでしょう。

論理的思考能力に問題があると自覚している人は、今からでも改善の努力を始めることをおすすめします。

コミュニケーション能力(推進力)

コンサルタントには、以下のようなコミュニケーション能力が必要です。

コミュニケーション能力 詳細
傾聴力 他人の意見を聞き、正しく理解し、尊重する能力
読解力 記述された内容を正しく理解する能力
記述力 正しい文章で他人が理解できるように記述する能力
提案力 適切な手順・手段を用いてわかりやすく説明したうえで、自分の意見を効果的に伝える能力
議論力 議論の目標を設定し、それに合わせて議論を展開する能力

※参考:中央大学「コンピテンシー定義一覧 コミュニケーション力」

これらの能力がなければ、クライアントの協力をスムーズに得られない、成果を適切に評価してもらえないなどの問題が発生しやすくなります。

コンサルタントとして高い成果を残したいのであれば、必ず上記のようなコミュニケーション能力は磨くようにしましょう。

セルフブランディング能力

フリーランスのコンサルタントとして活躍するためには、セルフブランディングができなければいけません。ブランディング次第で案件獲得や条件交渉の難易度が大きく変化するからです。

例えば、クライアントからの評価が以下の2パターンあったとしましょう。

  1. 「この人は報酬を多少低く提示しても請け負ってくれる」
  2. 「この人は能力が突出しているわけではないが、期待値通りのアウトプットはあるし、何より一緒に仕事をしていて楽しい」

前者はブランディングが失敗している例、後者は成功している例です。後者のような状態になれば、アサインは単発で終わらずリピートされるため、収入が安定しやすくなります。

このようなセルフブランドは、日々の連絡頻度や業務の期待値調整などによって培われます。自分自身が仕事をしやすいように上手にブランディングするよう心がけましょう。

セルフマネジメント能力

フリーランスコンサルタントには、以下のようなセルフマネジメント能力も必要です。

セルフマネジメント能力 詳細
自己分析力 自身の特性や課題を俯瞰的に理解する能力
自主学習力 自らの意思で必要な知識を身に付けられる能力
考動力 考えるだけ、動くだけではなく、考えた上で動ける能力

会社員コンサルタントの場合、キャリアが上のコンサルタントやマネージャ、時にはパートナーからのフィードバックやレビューを通じて、自らが成長する機会を得ることができます。

一方、フリーランスコンサルタントとして活動する場合、よほど面倒見の良い人と出会わなければ自身の問題点や課題点をフィードバックしてもらえる機会はありません。そのため、自身の成長を促せるのは自分だけです。

上記のようなセルフマネジメント能力を高め、他者に依存せずとも自らを成長させられるように努めましょう。

案件を獲得する

能力だけでは収入を得ることはできません。案件を獲得する必要があります。以下のような方法で自分に適した案件を獲得しましょう。

  • マッチングサービス・エージェントを活用する
  • クラウドソーシングを活用する
  • SNSを活用する
  • 友人や知人から紹介してもらう
  • 法人営業(テレアポ・DMなど)を行う
  • セミナーを開催する

マッチングサービス・エージェントを活用する

フリーランスのコンサルタント向け求人を紹介しているマッチングサービスを利用する方法があります。ゼロから探す必要がないため、比較的簡単に案件を見つけられます。

なお、弊社Liberty Nationもフリーランスコンサルタントと案件のマッチングを行っています。こちらのフォームより職務経歴書をご送信いただければ、ご紹介可能な案件をご案内可能です。

クラウドソーシングを活用する

「CrowdWorks」や「Lancers」などのクラウドソーシングを活用して、コンサルティング案件を探す方法があります。探せばいくつか案件を見つけられますが、マッチングサービスやエージェントを活用するよりも報酬が安くなりやすい傾向にあります。

SNSを活用する

TwitterやFacebookなどのSNSを活用して案件を募る方法です。

自らの知見をTwitterやFacebookで発信し続けることによって、その知見を借りようとSNS経由で依頼が来ることもあります。

セルフブランディングや発信力の向上にも繋がるため、SNSを活用した案件獲得も検討することをおすすめします。

友人や知人から紹介してもらう

これまでの人脈を活用して仕事を紹介してもらう方法があります。その他の方法よりも両者コストがかからず信頼関係もあるため、比較的簡単にアサインが決定しやすいです。

懸念としては人脈が乏しい場合は案件獲得に至らない点、何かトラブルがあった際に紹介してくれた人に迷惑をかけてしまう点が挙げられます。

特に後者については、人脈は一生ものときちんと理解し、トラブルが生じても落ち着いて誠心誠意を込めて対応した上で、紹介者の信頼に傷をつけないよう努めましょう。

法人営業(テレアポ・DMなど)を行う

直接、企業に対してテレアポやDMなどで営業活動を行う方法があります。営業先企業からするとコンサルタントの採用コストを削減できるため、良い提案であれば採用されるでしょう。

セミナーを開催する

自身でセミナーを開催し、参加者の中から依頼を受ける方法があります。

セミナーの開催と聞くとハードルが高く感じるかもしれませんが、セミナー集客の方法はたくさんあります。ブログやSNSを活用した集客以外にも、セミナー集客を代行してくれるサイトを活用すれば無名の個人でもセミナー集客は可能です。

フリーランスコンサルタントの種類


フリーランスコンサルタントの代表的な種類をご紹介します。

経営戦略コンサルタント

経営戦略コンサルタントとは、クライアントの経営課題を解決するための戦略立案から施策の実行までをサポートするコンサルタントのことです。

財務戦略コンサルタント

財務戦略コンサルタントとは、財務会計の観点から経営課題を解決するためのアドバイスをするコンサルタントです。

人事・採用戦略コンサルタント

人事・採用戦略コンサルタントとは、事業課題に紐づく組織課題を解決するためのアドバイスを行うコンサルタントです。

業務改善コンサルタント

業務改革コンサルタントとは、事業全体の収益性を改善するために現行の業務フローにおける問題や課題を抽出し、新たな業務フローの立案から浸透、その効果検証までをサポートするコンサルタントのことです。

ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、事業課題を解決するために必要なITソリューションを提案し、業務改革を推進するコンサルタントです。

Webマーケティングコンサルタント

Webマーケティングコンサルタントとは、クライアントのマーケティング活動におけるWeb上の課題を見つけ出し、課題解決方法の提示やその実行の責任までを負うコンサルタントのことです。

フリーランスコンサルタントのメリット

フリーランスのコンサルタントとして働く場合のメリットをご紹介します。

収入を増やせる

フリーランスのコンサルタントになれば、努力次第で収入をいくらでも増やせます。

一般的なコンサルティングファームに勤めている会社員コンサルタントの場合、年収2,000万円以上稼ごうとするとパートナーレベルまで昇進する必要があります。

しかし、フリーランスコンサルタントになれば年収2,000万円は比較的簡単に達成することができます。事実、弊社に登録しているフリーランスコンサルタントの平均年収はおおよそ2,000万円です。

たしかに、企業勤めの安定感はなくなりますが、どちらにせよ「UP or OUT」の世界なのでフリーランスも会社勤めも職の保証という意味ではあまり大差がありません。

より高い年収を目指したい方は、フリーランスコンサルタントになることも検討してみてはいかがでしょうか。

仕事を選べる

フリーランスのコンサルタントになれば、興味関心の強い業界や伸ばしたい技術・能力を磨ける職場を選べます。

会社勤めのコンサルタントの場合、インダストリーの縛りがあったり半ば強制的にプロジェクトにアサインされたりとキャリア選択の幅が狭い傾向にありますが、フリーランスコンサルタントになればそのようなことはありません。

働く場所や時間を選べる

フリーランスのコンサルタントになれば、仕事を選べるため働く場所や時間も自由に選べるようになります。

近年では、フルリモート・フレックスタイム制の案件も増えてきているため、海外を転々としながら働く人も珍しくなくなってきました。

働く場所や時間を選びたい人は、フリーランスコンサルタントとしてのキャリアを検討してみてはいかがでしょうか。

フリーランスコンサルタントのデメリット

フリーランスのコンサルタントとして働く場合のデメリットをご紹介します。

収入が不安定

フリーランスとして働く以上、案件がなければ収入は一切発生しません。そのため、収入は不安定になるリスクがあります。

複数案件を受けることによって収益源を増やし、リスクを分散させる方法がおすすめです。

フルタイム案件1件のみを受けている状態は、その1件に収入を依存することになるためリスクが高いです。したがって、最初は複数案件を請け負う余裕がなくても、徐々に案件数を増やしリスクを分散させられるよう努めましょう。

税金などの各種手続きを自分で行う必要がある

会社に勤めていれば社内の経理担当が税金手続きなどを代行してくれますが、フリーランスの場合は自分ですべての手続きを済ませなければいけません

対策としては、freeeなどのクラウド会計ソフトを使うことが挙げられます。
なお、個人事業主の税理士費用平均相場は以下の通りです。

年商(万円) 月額顧問相(万円) 年額申告代(万円) 月額記帳代(万円)
〜1,000 1.3 7.6 0.6
1,000〜 3,000 1.7 9.6 0.7
3,000〜5,000 2.1 11.6 1.0
5,000~10,000 2.8 14.5 1.3
10,000〜 要相談 要相談 要相談

※参考URL:経理COMPASS「税理士の費用・報酬相場と顧問料まとめ」

仮に顧問税理士を雇わず、申告と記帳はすべてクラウド会計ソフトで対応する場合、年額2~4万円程度の出費で抑えられます。税理士にすべて依頼する場合と比較すると、大幅にコストを削減できていることになります。

まとめ

フリーランスコンサルタントはデメリットもありますが、それを超えるだけのメリットが十二分にあります。

もちろん「給与所得」は最も安定的に得られる収入のため、それを手放すことに不安を感じる人も少なくないでしょう。しかし、これからは「個人の時代」とも言われるように、企業に依存していてはキャリアが行き詰まる可能性もあります。

もし、少しでもフリーランスコンサルタントに魅力を感じているのであれば、まずはスモールスタートで「週1~2日の案件」から始めてみてはいかがでしょうか。

弊社Liberty Nationでは、フリーランスコンサルタントと案件のマッチングを行っています。週1~2日の負担の少ない案件から、週3~4日で比較的稼働日が多い案件まで豊富に揃えています。

個人での案件獲得が不安な方は、ぜひご利用ください。フリーランスコンサルタントの応募フォームはこちらです。ご応募お待ちしております。

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