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2021.10.13

財務コンサルの副業を始める方法は?おすすめサービスも紹介!

コンサル募集

財務に関する知見や実務経験があるため、財務コンサルティングの副業を始めたいとお考えでしょうか。

近年では、働き方改革および労働力確保の一環で国によって副業が促進されているため、副業を始めたい人や副業労働者の受け入れ態勢を整えている企業は増加傾向にあります。

しかし、財務コンサルティングという専門性の高い領域でも副業できるほど案件が豊富に出回っているのかと不安に思う方もいるでしょう。

そこで本稿では、副業で財務コンサルティングの仕事を請け負うことができるのか、またその方法やおすすめのサービスについてわかりやすくご紹介します。

副業で財務コンサルの仕事はできる?


結論、財務コンサルティングの仕事は副業でも可能です。事実、「財務コンサルティング 副業」とGoogleで検索すれば、副業案件を募集しているサイトが何件もヒットします。

高い専門性と機密性の担保が重要な財務コンサルティングですが、M&A市場の拡大とともにその需要は高まっており、その勢いは衰えていません。

2020年から世界的に流行したCOVID-19(新型コロナウイルス)の影響で、直近1年間(2020年)は新規案件の延期や凍結が散見されましたが、それでも2020年のM&A件数は2019年対比で若干減少した程度です。1985年からの件数推移を見ると依然として成長傾向の市場であることは間違いありません。
参照:2020年のM&A市場の振り返りと2021年の展望 | 創造的破壊の時代 | Big Picture | マーサージャパン

また、2020年こそM&A件数が減少しましたが、予定されていたものが延期されているケースが多く、M&Aニーズが減少しているわけではないため、COVID-19の状況が改善されればM&A件数は回復することが予想されています。

加えて、政府によって「副業の促進」とCOVID-19対策として「新たな生活様式」が提言されたこともあり、多くの企業が抜本的な経営戦略の転換および財務改革に取り組むことが余儀なくされています。

そのため、財務コンサルティングの副業案件は今後も増加していくと言えるでしょう。

副業で財務コンサルの仕事を請け負う4つのメリット

副業で財務コンサルティングの仕事を請け負う以下4つのメリットを解説します。

  1. 空き時間を有効活用できる
  2. スキルアップできる
  3. 人脈形成できる
  4. 年収を増やせる

1.空き時間を有効活用できる

財務コンサルティング案件に限りませんが、コンサルティング業の副業案件は平日の本業終了後や週末の空き時間などの短時間でも参画できるものが豊富にあります。

特に財務コンサルティングができる場合は、財務顧問として迎え入れたいという企業も増えているため、1ヶ月あたり3〜5日程度の稼働のみで対応可能な案件もあります。この程度の拘束時間であれば、空き時間で対応可能な人が多いのではないでしょうか。

またそのような顧問契約案件だけでなく、スポットコンサルと呼ばれる期間限定の単発案件もあるため、ご自身の都合にあった働き方を実現できます。

2.スキルアップできる

本業では経験できないような業務を副業で任せてもらえることがあるため、スキルアップが可能です。

財務アドバイザリー系コンサルティングファームに従事している方の場合、本業だけだとこれまでの実績からそれに類似する案件にアサインされることが多いですが、副業であれば自分で参画するプロジェクトを選択できます。

幅広い経験を積んでキャリアアップを目指すのであれば、積極的に副業案件に取り組むのも一つ有効な手段と言えるでしょう。

3.人脈形成できる

副業を通じて新たな人脈を形成できます。特にスポットコンサルを数件受注すると、まったく異なるコミュニティに深く携わることになるため、一気に人脈が広がります。

財務コンサルティングはその業務の性質上、経営層と親密な関係性を構築することになるため、その経営者のコミュニティに紹介される機会も増えることでしょう。

4.年収を増やせる

財務コンサルティングは専門性が高い仕事のため、その他の副業案件と比較して報酬単価が高いです。そのため、財務コンサルの副業案件を請け負うことで年収を大幅に増やせます。

会社員の場合、保険料や株主への配当のために労働に対する対価の一部が手元に支払われる賃金から引かれてしまいます。しかし、個人の財務コンサルタントの場合、中間搾取が小さいかまったく無いことが多く、時間対賃金が会社員として行う同一労働に比べて高くなる傾向にあります。

財務コンサルの副業を始める方法


財務コンサルティングの副業を始める方法をご紹介します。

ステップ1:自身の実務経験を棚卸しする

まず、案件に応募する前に自身の実務経験を棚卸ししましょう。最終的なアウトプットは「職務経歴書」をイメージすると良いでしょう。

従事したプロジェクトベースでその概要と成果を一覧化し、自身が持つスキルが魅力的に伝わるように端的に記載します。

この際、財務に直結する実績のみを羅列するのではなく、その他にも事業会社やコンサルティングファームでの実績も記載するのがおすすめです。

特に、高い専門性を必要とする業界での実務経験や戦略系コンサルティングファームでの経営戦略立案経験があると、高く評価される傾向にあります。

ステップ2:案件を見つける

以下のような方法で案件を見つけましょう。

  • マッチングサービスの利用
  • クラウドソーシングの利用
  • 友人・知人からの紹介
  • SNSやブログでの発信

この中でも即効性のある方法は「マッチングサービスの利用」です。マッチングサービスに登録後、職務経歴書をサービス提供者に送付すれば、自分の能力にマッチしそうな案件をいくつか紹介してもらえます。

その他の方法でも案件を見つけられますが、クラウドソーシングは条件が悪い傾向が強く、友人・知人からの紹介は紹介者との関係性に気を遣う必要があったり、良くも悪くも「なあなあ」になりやすかったりします。

また、SNSやブログでの発信は中長期的には非常に絶大な効果が見込めますが、リードタイムが長くすぐに案件を獲得したい人には不向きです。

ステップ3:案件に応募する

案件が見つかったら応募したい案件を精査し、実際に応募しましょう。

応募時はお互いのためにも、必要要件や勤務条件を細かく確認することをおすすめします。単価含めた条件交渉は応募後〜参画確定までの間に完了させましょう。

継続的に案件を受注したい場合は、その旨を案件の斡旋業者またはクライアントに伝えるとともに、契約のリピート条件や単価アップ条件の擦り合わせを事前に済ませておくと契約更新時の交渉がスムーズになりやすいです。

ステップ4:案件に参画する

応募後の面談でアサインが確定したら、実際に案件に参画します。

案件参画後は面談時にすり合わせた期待値を超えられるように最大限努力しましょう。コンサルティング業界は領域問わず比較的狭い世界なので、一度致命的な失敗をしてしまうと悪い評判が広まり、次回以降の案件獲得の難易度が高くなってしまいます。

品質、納期、関係者との関係性を良好に保ちつつ、契約を満了できるよう努めましょう。

財務コンサルの副業案件を見つけられるおすすめのサービス

財務コンサルの副業案件が見つかるおすすめのサービスをご紹介します。

サーキュレーション

サーキュレーションは、専門性の高い人材とそういった人材からの支援を求めている企業をマッチングしています。総プロジェクト数は8,005件あり、副業で登録しているコンサルタントは登録者全体の45%を占めています。
参照:サーキュレーション公式サイトより(2021年7月16日時点)

ビザスク

ビザスクは、スポットコンサルのマッチングサービスです。その規模は日本最大級となっており、登録しているアドバイザー数は2020年9月時点で約10万人、月間案件数は2,000件と豊富です。
参照:ビザスク公式サイトより(2021年8月16日時点)

Liberty Nation

弊社Liberty Nationでも財務コンサルの副業案件をご紹介しています。特に事業戦略や経営戦略といった、経営層とタッグを組んだ上流の財務コンサルティング案件に強みがございます。

上記のような案件を獲得したいとお考えの方は、以下よりお問い合わせください。

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財務コンサルの副業案件例

副業でできる財務コンサルの副業案件例をご紹介します。

例1:経理業務の最適化

経理業務を対象に間接業務のコスト削減、業務効率化のためのシェアード化の構想策定、BPO活用、システム化計画の作成、運用プロセス・ルール設計、品質・リスク管理を、クライアント企業の役員層・現場と連携して支援が行われました。

参照:コンサルファームの実例を紹介「財務アドバイザリーコンサルティングプロジェクト事例」 |転職サービスのムービン

例2:財務機能に関するPDCA

以下のような活動支援が行われます。

PDCA分類 業務内容
Plan M&A戦略の立案
資金調達戦略の立案
IR戦略の立案
財務分析
市場調査
Do 財務DD(デューデリジェンス)
PMI支援
債権者交渉
IR活動
事業計画策定
資産価値算出
Check 予実管理
進捗管理
Action リストラクチャリング戦略の立案
再生型M&A
会社生産

一つの副業案件でこれらすべてを任されることは多くはなく、まずはスポットコンサルとして上記いずれかのプロジェクトに参画するケースが多いです。

ただし、財務コンサルティングはその業務の性質上、案件の詳細が一般的に公表されているケースは少ないため、案件の斡旋業者やクライアントに問い合わせなければ具体的な業務内容はわからないでしょう。そのため、従事したい案件にこだわりがある場合は注意が必要です。

参照:【財務コンサルタントとは何か?】仕事内容を流れに沿って解説

副業で財務コンサルの仕事を請け負う際の注意点


財務コンサルティングの副業をする上で注意すべきポイントをご紹介します。

セルフマネジメントの徹底

物事の優先順位つけや時間管理、セルフマネジメントをおこなうことが大切です。

副業をすることは、少なからず労働時間が増えることになります。もし超勤が常態化しているような状態でさらに副業にも手を出すとライフワークバランスが崩れ、体調不良や納期遅延に陥ってしまう懸念があります。

案件の応募および参画は計画的に行うようにしましょう。

確定申告を行う

年間の副業収入が20万円を超えたら、確定申告を行いましょう。

年間の副業収入が20万円を超えているにもかかわらず確定申告を怠ると、脱税の罰則として通常よりも多い税金を納めなければなりません。

確定申告はクラウド会計アプリを提供している「freee」や「弥生会計」などで簡単に書類作成と提出ができるため、年間副業収入が20万円を超えそうな場合は早めにアプリを導入することをおすすめします。

情報漏洩・利益相反にならないか確認する

副業案件が本業の競合にあたる場合、情報漏洩や利益相反の観点で本業の勤務先との契約に違反する可能性があります。

本業がコンサルティング業の場合、所属会社に副業をする旨を伝えた上で、副業で従事可能な業務範囲を確認するようにしましょう。そうすることで後々のトラブルを未然に防げます。

本業がコンサルティング業以外の場合、勤務先の就業規則を確認し、手続きを踏みましょう。2021年に行われたパーソルの調査によれば、55%の企業が正社員の副業を容認しています。
出典:パーソル総合研究所「第二回 副業の実態・意識に関する定量調査」

社員のスキルアップや収入補填のためにも、本業に支障が出ないことを条件に副業を認める企業が多く、副業の敷居は下がっています。

まとめ

冒頭でお伝えした通り、財務コンサルティングの副業は可能です。副業によって得られるメリットは年収の増加やスキルアップなど魅力的なものが多いので、もし副業の開始を悩んでいるのであれば試しに何件か案件をこなしてみることをおすすめします。

副業案件の獲得方法に悩まれている場合は、弊社Liberty Nationをぜひご活用ください。弊社では財務コンサルティングの副業案件をご紹介しております。

どのような案件をご紹介できるかはお持ちのスキルによって左右されるため、以下のフォームから職務経歴書をご送付ください。ご送付いただきましたら、ご登録のメールアドレスにご連絡を差し上げます。ご応募お待ちしております。

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