投稿者略歴

前提

以下を対象者とした記述とする。
・企業における上申資料や企画資料の作成者
・フリーランスを含むコンサルタント

以下は対象外とする
・文章やスライドのデザイン構成
・文章自体の書き方や表現単語の選定

伝達対象者毎の最適な資料作成手段

資料作成自体の目的は、①自己の持論整理と②持論の伝達の2つである。
②の場合、伝達対象者に応じて資料作成手段を最適化していく必要があるため、その概要を以下に示す。

伝達対象 資料作成手段 作成上の制約
自分自身 ノート・メモ (非構造な文章) 持論構築に十分な整理ができるのであれば、制約はない (≒非構造)
情報背景を理解している人 Wordなど (構造化文章) 新しく伝達すべき部分については、 “文章の構造化”を行う必要がある
情報背景を知らないが、業界事情は理解している人 PowerPointなど (構造的な静止画) 文章の構造化だけでなく、”視認性を意識した構造化”を行う必要がある
情報背景・業界事情を知らないが、論理思考の強い人 インフォグラフィック(連続性を重視した構造的な静止画) 上記に加え、”連続的な視認性”を意識した構造化を行う必要がある
情報背景・業界事情を知らないが、論理思考の弱い人 動画 上記に加え、”立体的な視認性”を意識した構造化を行う必要がある

情報伝達のプロである”広告”からの学び

上述の表の理解を補足するために、情報伝達が至上命題である”広告”を例として見る。ただ前提として、以下のようにいくつか大きな差異はある。
・広告: 無関心な人も対象に含まれ膨大な人数を対象
・資料作成: 関心のある人でかつ限定された人数を対象

但し、”時間当たりの情報量の多さ”という観点では概ね同一であると言える。
故にシンプルに言い換えると、時間当たりにどの程度の情報量を伝達したいかで最適な手段が異なる。

広告提示手段 時間当たりの
情報量の多さ
相当する資料作成手段
SEOでの文章広告 Word
スマホでの画像広告 ★★ PowerPoint
インフォグラフィック広告 ★★★ インフォグラフィック
CM/Youtubeでの動画広告 ★★★★ 動画

シーン別の実用的な使い分け事例

Wordなどの構造的な文章で、情報伝達を行うべき対象者
(自分の持論に関する情報背景を理解している人)
→社内外の近しい関係者には最適

PowerPointなどの構造的な静止画で、情報伝達を行うべき対象者
(情報背景を知らないが、業界事情は理解している人)
→上記の更に上の管理者、及び提案/契約中のクライアントには最適

インフォグラフィックなどの連続性を重視した構造的な静止画で、情報伝達を行うべき対象者
(情報背景・業界事情を知らないが、論理思考の強い人)
→よく新規事業の役員上申などで使われるケースがあり最適な使い方

動画で、情報伝達を行うべき対象者
(情報背景・業界事情を知らないが、論理思考の弱い人)
→AI・ブロックチェーンなどの技術関連事項の上申などで、かつ役員以上が食わず嫌い思想である場合に最適な使い方

参考資料