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データ・AI活用×海外事例
図面DX
建設・不動産
2026.10.16
【データ・AI活用×海外事例】欧州大手建設会社”Royal BAM Group
要約
- 課題: 欧州の大手建設会社Royal BAM Groupは、紙ベースの業務プロセス、設計段階での配管・ダクト等の干渉(クラッシュ)問題、現場横断での情報共有不足といった課題を抱えていました。
- 解決策:Autodesk Construction Cloudが提供するコネクテッド・コンストラクション・プラットフォームを導入し、機械学習によるリスク分析を組み合わせたデータ駆動型のプロジェクト管理体制を構築しました。
- 成果:業務ワークフローの95%をデジタル化し、品質・安全性の両面で20%の改善が報告されているなど、データに基づく意思決定への転換が進んでいます。
課題
Royal BAM Groupは、南極からEMEA地域まで世界各地でプロジェクトを手がける、従業員数2万人を超える欧州有数の建設会社です。同社はデジタル化への取り組みを進める中で、以下のような課題に直面していました。
①紙ベースのプロセスからの脱却:同社はこれまで紙を中心とした伝統的な業務プロセスに依存しており、まずはその「デジタルコピー」を作成するところから出発する必要がありました。単なる電子化にとどまらず、業務プロセスそのものを見直す必要性が認識されていました。
②設計段階でのクラッシュ(干渉)問題:配管がHVACダクトを貫通してしまう、梁と設備が干渉するといった設計クラッシュは、コストのかかる一般的な問題として挙げられています。
③プロジェクト全体の可視性不足:関係者間でデータが構造化されておらず、作業の依存関係や締め切り、課題への対応状況を横断的に把握することが難しい状態にありました。これにより、品質リスクの高いサブコントラクターの特定にも時間を要していました。
解決策
Royal BAM Groupは、Autodesk Construction Solutionsが提供する「Autodesk Construction Cloud」を導入し、データ取得と分析を軸とした技術戦略を推進しました。設計段階から「build it before we build it(建てる前に建てる)」という方針のもと、関係者が同じプラットフォーム上で協働する体制を整えています。
〈主な機能〉
・統合ダッシュボード:施工状況、依存関係、締め切り、課題対応をひとつの画面で可視化し、関係者の説明責任を明確にします。
・機械学習によるリスク分析:現場から自動的に取り込まれたデータをもとに、どの課題が最もリスクが高いかを予測し、優先度の高い問題を視覚的なアラートで表示します。
・構造化されたデータ管理:これまで紙や個別管理されていた品質・安全に関する情報を構造化データとして蓄積し、プロジェクト状況の正確な把握を可能にします。
成果
提供企業であるAutodesk Construction Cloudの発表によれば、Royal BAM Groupでは以下のような成果が報告されています。
・プロセスのデジタル化:業務ワークフローの95%がデジタル化されたと報告されています。
・コア業務への時間シフト:紙ベースの管理業務が減少したことで、課題対応やリスク管理など本来注力すべき業務に充てられる時間が25%増加したとされています。
・品質と安全性の改善:データに基づく意思決定の強化により、品質・安全性の両面で20%の改善が見られたと報告されています。
実際の実現方法:Liberty図面AI [知識ベース化/検図/照査]
同社が導入したシステムを、「Liberty図面AI [知識ベース化/検図/照査]」で実現することが可能です。
本サービスは、Liberty Dataが提供する、図面周りの業務を自動化するサービスです。
サービスサイト https://www.liberty-nation.com/libertydata/dspmechainformatics/

